10月07日(土)~08日(日)と 新艇 X-35 OneDesignのチューニングを行いました。
9月29日~10月1日に横浜ベイサイドマリーナにて開催されていた横浜フローティングヨットショーで海上展示されていたのは此の方です。
[X-Yacht]
X-Yacht

10月07日(土)
船台に乗っかり上架されていると思いきや、まだ船台が完成していないそうで、X-35は浮き桟橋に係留されていました。
私は初顔合わせ。
ネットで写真などを見ていたので、それほど感動も無く、船を見ながら唯、ひたすら頭の中で「艤装を憶えなきゃ・・・」と考えていました。
[135E X-35OneDesign]
X-35

セールは全部で7つ。
メインセール、ヘッドセール×3(LIGHT/MEDIUM, MEDIUM/HEAVY, ORC MaxJib(No.4))
スピン×2(CODE1.5S, CODE4S)、ストームジブ
まだ一度も帆走していないので、全てのセールが新品未使用状態でした。
初めは、こんなに小さくパックされているのですね。
驚きです。
[NorthSailsJapan]
Sails

一通りの艤装が終了した頃には、お昼になっていたので、マリーナの[はやま亭]での昼食後に出航となりました。
マリーナを出て相模湾を見渡すと、富士山、伊豆半島、大島、全てクッキリ見え驚かされました。
前日の嵐が、相模湾上の良からぬ物を取り除いてくれたようです。
心配されたうねりも殆ど無く、風も10knot前後、絶好のセーリング日和。
早速メインを上げ、人も上げて、スプレッダーパッチの印を付け、次にMediumLightを上げ、スタンションパッチの印を付けます。
MediumLight

10knot前後の風、クローズ、艇速は7knot弱。
素人の私が言うのも何ですが、思っていた以上にX-35はクローズで走りました。
この頃から「あれ?ひょっとして速いんじゃない?」と言う考えが頭の中をよぎる様になりました。
ジブをNo.4に変え、スタンションパッチの印を付け、スピン1.5Sを上げマリーナへと帰ります。
プロが上げたスピンを見て「大きいなぁ。」と言っていました。
35ftのヨットにしては、スピンのサイズは大きめの様です。
きてます!

この日、セーリング中に一番動いていたのは、オーナーかも知れません。
色々と触ってみて、X-35の感触を確かめたかったのだと思います。
スピントリム

マリーナに帰り、クレーンで陸に上げてもらい吊りさげたまま、酷く汚れていた船底をたわしで磨きましたが、たいして綺麗にはなりませんでした。
新艇なのに、どうしてこんなに汚れているの?
理由は聞きましたが、此処には書きません。

朝の浮き桟橋に戻り、片付け開始。
印を付けたセールにスプレッダーパッチ、スタンションパッチを貼り、セールを畳んでキャビンに入れると中を占拠しだします。
やはりキャビン内の様子は朝とは変わってしまいました。
片付けが終わる頃には、丁度サンセット。
プロの指示により、デッキから水を撒いている写真を撮りましたが、私がイメージした写真とは程遠い結果となりました。
夕飯は、お昼を食べた[はやま亭]でしゃぶしゃぶ。
メニューには葉山牛のしゃぶしゃぶと書いてありましたが、葉山牛をきらしていた様で別の牛肉が出てきました。
葉山牛ではありませんでしたが美味しかったです。
サンセット

10月08日(日)
昨日に引き続き、天気は良いのですが風が全く有りません。
前日もマストのチューニングは行っていたのですが、多分プロ的にシックリ来なかった様で、全てのステイを緩めチューニングのやり直しです。
午前中一杯掛かりました。
マストチューニング

お昼過ぎに出航。
風は2~3knot。
とりあえず、メインを上げてプカプカ。
暫らくして、前日にパッチの印を付けられなかったMediumHeaveをセットしようした時、ヨットの上で風が吹いている時に良く耳にする音が聞こえてきました。
「きた~っ!」
南から風が来ました。
計器は一気に17knotを示しています。
ジブをNo.4に変え上ります。
オーナーヘルム

その後、風も12knot前後に落ち着きだしので、ジブをMediumHeaveに変えてスタンションパッチの印を付け暫く上り、スピンを上げてマリーナに帰ります。
3時間弱のセーリングでした。

この2日間のチューニングで、オーナーはX-35を気に入った様子でした。
皆さん一様にX-35の評価は高かったです。
来年は葉山でヨットに乗る機会が、更に増えるかも知れませんね。
クローズ

さて、今週末はX-35レースデビューです。
14日(土)に練習を行い、15日(日)はHMYC山口杯に参戦します。
どのような結果になるのでしょうか?
楽しみです。
サンセットかな?