助っ人クルーダレンさんと集合写真
▲左は助っ人クルーとして参加頂いた現地セーラーのダレンさん。
 もうすぐ3人目の子供が生まれるそうです。

どうも。
ブログでセーリングシーンの写真をアップしたいのにレース中は撮影する余裕がいつも無いブッチです。

セーリングチームESPRiT(エスプリ)のMelges24メンバーはオーストラリア選手権に参戦しています。
今回は最終日(4日目)のデイリーレポートです。

まずは結果から。
最終日は9R〜10Rの2レースが消化されました。
順位は18位、DSQ(失格)と振るわない結果となりました。

最終成績
詳細は「Melges 24 Australian Champs リザルト」
http://www.topyacht.net.au/results/2014/fos/mel24/SGrp10.htmの「JPN783 ESPRIT」をご覧ください。

【レース内容】
印象に残るポイントだけ。

■9R
 スタートは下有利のため有利サイドである下スタートを選択。
 スタート後に下艇2艇のピンチングにより走りが苦しくなり逃げのタックをするも、後続のスタボー艇との位置関係が悪くクリアエアを得るためのタックが多くなり集団に置いて行かれる展開になりました。
 1レグトップマーク回航時点で20番前後だったと思います。
 その後は大きな順位変動もなく18位でフィニッシュとなりました。

エスプリのダウンウィンド

■10R
 スタートは若干の下有利。今回も下スタートを選択。
 1レグは比較的、プランに近いコース選択をとることができていたように思いますが、トップマークへのアプローチの段階で自艇のいる左海面よりも右海面の風がスタボーリフトとなりました。
 トップマーク回航時は10番前後だったと思います。
 ダウンウィンドでは左海面を走るトップ集団とは逆の右海面を選択。
 これが功を奏してジャンプアップしボトムマークでは5位前後になっていたと思います。
 フィニッシュ順位はシングル中盤でしたが、1レグトップマークからヒッチマークまでのルームとオーバーラップに関するプロテストにより失格となりました。

■全体的に
 最終10Rでのプロテストに関し、こちらはヒッチマーク回航直後に相手艇がサドンジャイブしてきたことに対するポートスターボ(自艇スターボ)について抗議しました。
 ですが相手艇の抗議した内容はトップマークゾーン外でのタック完了からヒッチマーク回航までのルームとオーバーラップの関係性を争点にしたもので、審問の結果は相手艇の主張が認められ自艇の主張が負けとなりました。
 今回のケースはトップマークゾーン手前からヒッチマーク回航後までのスパンで1ケースとなるいろいろな要素が複合されたものでした。
 高い勉強代でしたが学ばせて頂きました。

 コースに関してはタクティシャンでは無いので詳細を把握していませんが、スタートからフリートと距離をおいている場面ではキレイにブロー、シフトを掴んでトップ集団内で戦えると感じました。
 欲を言えば集団の中で走る展開の場合に集団から抜け出して大きなシフトをつかむタックとトップマークアプローチをリフトブローで迎えることができればいいなと思いました。

帰着後の桟橋
でかい船もFestivalOfSailsに参加してます
Melges24のダウンウィンド
ハーバー近くのショッピングモールの一部
Festival of Sails の花火

27日からは同じ会場でMelges24世界選手権が開催されます。
今大会の参加チームに更に2チームほど有力チームが増えます。
どのチームを世界選手権を本番と捉えて準備してきています。
もちろんエスプリチームも世界選手権が本当の戦いの場と考えて準備してきました。

明日はインスペクションなどですが入念に準備したいと思います。


※現地での様子はFacebookにアップしています。ぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/ClubESPRiT

【オーストラリア選手権 Melges24クラス 成績表】
http://www.topyacht.net.au/results/2014/fos/mel24/SGrp10.htm

【オーストラリア選手権 全クラス 成績表】
http://www.topyacht.net.au/results/2014/fos/

【Melges24 世界選手権 公式サイト】
http://www.melges24worldsaustralia.com/