予告どおり、ウェディングムービー作りの実践編です。
私自身も作るときにネット上の体験談を参考にしたので、
恩返しの意味も込めて記録しておきます。

今回、ムービー作りは以下の手順で行いました。

①使用する写真の選定
②写真のデータ化
③写真の加工
④コメント入れ
⑤スライドショームービーの作成×3(新郎・新婦・両人)
⑥(アニメーションの作成)
⑦各スライドショーの結合とBGMの調整
⑧当日の写真の差込

順に説明していきます。


①使用する写真の選定
披露宴のゲストに対する新郎新婦の感謝の気持ちを表す、
ということからなるべくゲストと一緒に写っているものを集めました。
私は写真というのは過去に戻るためのタイムマシンだと思っていますが、
二人とも選定しながら過去へ行ってしまい、えらく時間がかかりました。

②写真のデータ化
本来はスキャナを使って取り込むべきなのでしょうが、
手間を惜しんで写真をデジカメで撮りました。
光ってしまっていたり、画質が悪くなってしまったりという部分は、
ちょっとあきらめました。

③写真の加工
前回紹介したPicasaを使用して、切り抜きや明るさ、
色味などの調整を行いました。
デジカメ写真の明るさ調整などは驚くほど効果があり、
夕日をバックに撮った、逆光で顔が真っ黒な写真も、
はっきり顔が見えるように調整できました。
Picasaの作業画面
 ●画像は「切り抜き」作業中のものです。


④コメント入れ
それぞれの写真について、思い出や説明を面白おかしく入れてもらいました。
これもやはり時間のかかる作業になりました。
Picasaでは写真の上の好きな場所にコメントが入れられ、
表示の角度を変えたりもできるなど、驚きの機能満載でした。

⑤スライドショームービーの作成×3(新郎・新婦・両人)
選んだ写真をスライドショーにして保存します。
これもPicasaの機能で、指定秒数毎に切り替えることができます。
この時点で音楽を合わせることもできたのですが、
イントロの入るタイミングなどの微調整ができないため、
ここではスライドショーのみ作成しました。

⑥(アニメーションの作成)
これは本来不要な作業でしたが、Picasaに感動した私は、
新郎新婦二人の名前をローマ字にすると
「HI」が共通して入っている事に気づき、
それぞれのスライドショーのタイトルを使って、
「それぞれの物語が二人の歴史になっていくんだよ。」
ということを表してみようなどというアイデアに支配された結果、
結局1日くらいかけて作ってみました。

○○hi○'s Story
Hi●●'s  Story

→Our History

というアニメーションを作りました。
自己満足以外の何物でもありませんでしたが。
新郎は喜んでたからいいんです。

⑦各スライドショーの結合とBGMの調整
アニメーションも含め4本のムービーが出来上がっているので、
これらをWindowsムービーメーカーを使用してつなげました。
マウスだけでどんどん編集していける点がすばらしいソフトだと思いました。
音楽のタイミング調整も、タイムラインが表示されてドラッグアンドドロップで
作業できるため、簡単に調整できます。
音楽を途中で分割したり、縮めたりもできました。
曲がムービーに対して長かったので、1番のサビの途中から
最後のサビにつなげたのですが、
それほど違和感なく仕上がり、当日そこに気づいた人はいないようでした。
ムービーメーカーの作業画面
 ●タイムラインが便利です。


⑧当日の写真の差込
新婦のウェディングドレス姿、新郎のタキシード姿は当日のお楽しみだったため、
結婚式の写真などを当日差込みました。
当日は私は作業できなかったので、社内の後輩にお願いしました。
多少のハプニングはありましたが、簡単に作業できたのは
やはりソフトのユーザビリティの良さがものを言ったのだと思います。


というわけで、ムービーの作り方を紹介してきました。
もちろん一例でしかありませんし、反省点も多かったのですが、
自分としてはそれなりに満足できるものができたと思っています。
時間的には結局一ヶ月程度かかりました。
作業時間は週末か帰宅後の30分~1時間程度の時間でしたが。

①親友のために手作りの物をプレゼントしたい新郎新婦友人
②上司あるいは先輩などから仕事を押し付けられてしまった後輩
③新婦にいいところを見せたい新郎
④新婦に逆らえない新郎
などなど、ウェディングムービーを作る機会に恵まれた方の
参考になれば幸いです。

ちなみに私の場合は・・・④いや③です。