さて、2回目でございます。
今回は神社たちを紹介します。
(神社ははっきり言って写真は少ないのですが)
日本の有名な神社、いくつくらい思いつきますか?

今回ご紹介する神社は本社から歩いて30分程度の距離に
あるものばかりです。
その中にきっとみなさんが知っている神社があります。
「勧請」というシステムによって、全国の有名な神様の分社が、
江戸にはたくさんあったのですね。

順番的には北から攻める感じでいってみましょう。

新橋には新橋駅烏森口の名の通り、烏森神社があります。
飲み屋が立ち並ぶ、ちょっとごみごみした一角にあるのですが、
少し入り口を入っていくと、意外としっかりとした社殿が構えています。
由緒書きなどもきちんとしていて、なかなか立派な神社ですね。
残念ながら写真はありません。。。




こんぴら様
建物に埋まった鳥居
新橋駅からズンズン西に進むと虎ノ門に出ます。
ここら辺に金刀比羅宮があります。こんぴら様ですね。
四国は讃岐国で有名な神社ですが、讃岐を収めていた丸亀藩の
藩主が三田に勧請したのが始まりだそうです。
銅でできた鳥居や、手水屋などが立派です。
が、個人的な感想としては近代的な建物の一角に、
神社がはまり込んでいる、というのがとても印象的でした。
鳥居の写真(これは銅鳥居じゃないですけど)で伝わるかしら。




出世の石段
こんぴら様から、大きな通りを一本東に戻ります。
そこから南、つまり東京タワーの方へ向かうと、ちょっとした山が現れます。
これが愛宕神社の坐します、愛宕山です。
表参道はとても急な階段です。「出世の石段」という名がついています。
写真は上から覗き込んだものですが、あまりに急すぎてかなり恐いです。
私はずっと手すりにつかまりながら降りました。
上るときには太ももが疲れます。
裏を通るルートも結構急な坂道になっています。

が、体力の無い人(というのは大げさですが)でも安心してください。
ここには愛宕山エレベーターというのがあり、誰でも利用できるのです。
NHK放送博物館なども隣接されています。

ところで、初めてここへ行った時、私はこのエレベーターを使って上り、
お参りをしたあとで石段を降りて帰りました。
…「出世の石段」をまず最初に降りたというのはなんかまずかったかなぁ。。。




はちまん様
さてもう少し南下しましょう。
先ほどのこんぴら様の通りになるのですが、その通りを南に進みます。
日比谷線神谷町の駅を通りさらに南にいくと、東京タワーのほど近くに
八幡神社があります。今度ははちまん様ですね。
この写真は今日撮りたてのほやほや。
通勤の人波が途絶えた一瞬を狙って撮りましたが、
なかなか綺麗に撮れましたね。
最近の携帯はすげぇなぁ。
数週間前、ここでおみくじを引いて「大吉」が出ました。




そこからさらに南、ロシア大使館の前の厳重な警備を見ながら大通りを進むと、
今度は熊野神社が現れます。
熊野と言えば熊野古道が世界遺産ているまさに世界的な神社。
分社とはいえその熊野神社です、さぞかし立派だろう・・・と期待してくると、
少し拍子抜けしてしまうかもしれません。(失礼ですみません)
荘厳な感じよりも、むしろ誰でも気軽にお参りできる、お手軽な様相です。
(写真はないです)




東照宮お社
鳥居
東京タワーのお膝元。
ここには実は東照宮があります。
東照宮というと日光のものが超有名ですが、
当然江戸にもあるのでした。
とはいえ、やはり日光のきらびやかな荘厳さに比べると、
かなり落ち着いた雰囲気ですけど。




さて、東京タワーも通り過ぎました。
さらに大通りを南に行くと慶應大学があります。
もう本社も近いですね。

この辺りには春日神社があります。
春になると桜が綺麗です。
…が、なんとまぁ、会社に程近いこの神社、
実は私お参りしたことがないんです。
こんど暇を見てお参りします。
(当然写真なし。。。)




さて、新橋から本社までのルートを南下してなぞってきましたが、
今度は本社から南、高輪方面へ行きます。
と言っても紹介するのはあと2社なんですが。




おやしろ
とりい
本社から南へ向かい、ちょうど魚籃坂の辺り、
この辺りに三田線白金高輪の駅があるのですが、
そのすぐ近くに氷川神社があります。
鳥居もお社も立派でとてもシンプルでさっぱりした印象がありました。
参拝所のすぐ脇におみくじの自販機があったのも印象深いですね。

さらに1号線を南下すると清正公前という交差点に行き当たります。
加藤清正の眠る覚林寺の前ということでついた名前です。
余談ですが、熊本では音読みして「セイショコさん」と呼んでいます。





老稲荷
この交差点を白金台の方面へ折れていくと
八芳園という結婚式場があるのですが、
そのすぐ上に古地老稲荷神社があります。
とても小さな神社ですが、由緒書きなどをみるととても「火伏の神」として
霊験あらたかな神社だということがわかります。
勧請以来付近に火事が起こらない、はては関東大震災や東京大空襲でも
この辺はほとんど出火しなかったとありました。

ここから再び1号線に向かうと明治学院大学にでます。
もうちょっといくと浅草線高輪台の駅。
このレポートの終点です。
ちょっと長くなりましたね、まとまりが無くてすみません。

最後に念のため申し上げておきますが、
このレポートはあくまで私個人が、散歩の寄り道として神社にお参りした時の
感想や写真を載せたもので、宗教的な意図や特定の神社、神様に対して
思い入れなどがあるわけではありません。

というわけで、次回最終回は散歩の途中で見た、
「ちょっと気になる風景」です。