'07山岳部スペシャル・涸沢キャンプ 話長いんでその4
北ア・涸沢で一泊二日のキャンプをしてきたときのレポート、2日目のその2です。
奥穂をバックに瞑想しているこの男、さりげなくスゴイ所にいるんですよ! 穏やかな天候ならでは、です...
2007年8月26日(日)
09:30 涸沢ヒュッテ出発
優雅な朝を楽しんでいるうちに日はだいぶ高くなりました。 風もまったくなく絶好のコンディション、予定通りパノラマ新道を行くことに決定しました!
出発早々に看板を見たアガーさんが何か言おうとしていましたが、私は逃げるように歩き始めました。
屏風の耳までのパノラマ新道は狭いところが多いのですが、慎重に行けば難しいことはありません。
途中から昨日歩いた涸沢ルートがはるか眼下に見え、遠くに槍ヶ岳の姿が見えるようになります。 変化に富んで面白いコース!
下のルートに誤っても石を落とさないよう一人づつ慎重に、耳を澄ませて上からの落石にも気を付けつつ、沢を渡ります。
そして尾根へ出るとみんな笑顔になる!
昨日歩いて来た梓川がはるか下に見えます。 今まで高いところから見渡す展望というものがなかったので、今日はどうしてもこのルートを使いたかったのです。
山が初めてのメンバーに「尾根っていいでしょ!尾根!」といい聞かせ、『次は縦走したい』と言わせるよう洗脳します。
10:30 屏風のコル
ここにザックを置き、屏風の耳までピストンします。 水筒をウェストバッグに移し身軽になって岩場をよじ登るように進みました。
10:45 ~ 11:30 屏風の耳
すばらしい眺望。 本当に絶好のコンディション!
左手前から見ていくと...
北尾根、前穂、吊尾根、奥穂。 標高差で250mほど上っただけですが、テントを張った涸沢がだいぶ下に見えます。
涸沢岳に北穂。 左下は涸沢小屋。
北穂の向こうは大キレットから南岳。
左の尾根にポコッと出ている中岳、大喰(おおばみ)岳、そして槍ヶ岳! あそこまで行きたーい!
左上は槍ヶ岳からの北鎌尾根。 奥には野口五郎岳(左)と三ツ岳が見えます。
ルートの先に『屏風の頭(かしら)』が見えますが、危険な臭いがするので見送ります。 後日ガイド本を読み返すと、『眺望はさして変わらず落石を起こす危険もあり勧めない』と書いてあったので判断は正解でした。 急斜面500m下には昨日登って来たルートがあるので、不用意に石を落としたりできません。
屏風の耳では喜寿を超えているというベテラン登山家にお会いしました。 ビデオカメラを三脚に固定し、BGMを流して自分がナレーションする姿を納めていました。 昔はバリバリだった、というお話を聞いた部長は「たぶん第一次RCCの時代の人です」と尊敬の眼差しになっていました。
その方が集合写真を撮ってくださったのですが、手渡された2台のコンデジを難なく操りこれまた絶妙なフレーミング。 登山だけではなくカメラも相当お好きな方のようです。
コルまで降りる急斜面では、すれ違ったおじさんに自慢のスケッチブックを見せられしばし足止め。
名高い山々を傍観できる屏風の耳はこだわりのある人が訪れる良いポイントだったようです。
<< エピローグへつづく >>
奥穂をバックに瞑想しているこの男、さりげなくスゴイ所にいるんですよ! 穏やかな天候ならでは、です...
2007年8月26日(日)
09:30 涸沢ヒュッテ出発
優雅な朝を楽しんでいるうちに日はだいぶ高くなりました。 風もまったくなく絶好のコンディション、予定通りパノラマ新道を行くことに決定しました!
出発早々に看板を見たアガーさんが何か言おうとしていましたが、私は逃げるように歩き始めました。
屏風の耳までのパノラマ新道は狭いところが多いのですが、慎重に行けば難しいことはありません。
途中から昨日歩いた涸沢ルートがはるか眼下に見え、遠くに槍ヶ岳の姿が見えるようになります。 変化に富んで面白いコース!
下のルートに誤っても石を落とさないよう一人づつ慎重に、耳を澄ませて上からの落石にも気を付けつつ、沢を渡ります。
そして尾根へ出るとみんな笑顔になる!
昨日歩いて来た梓川がはるか下に見えます。 今まで高いところから見渡す展望というものがなかったので、今日はどうしてもこのルートを使いたかったのです。
山が初めてのメンバーに「尾根っていいでしょ!尾根!」といい聞かせ、『次は縦走したい』と言わせるよう洗脳します。
10:30 屏風のコル
ここにザックを置き、屏風の耳までピストンします。 水筒をウェストバッグに移し身軽になって岩場をよじ登るように進みました。
10:45 ~ 11:30 屏風の耳
すばらしい眺望。 本当に絶好のコンディション!
左手前から見ていくと...
北尾根、前穂、吊尾根、奥穂。 標高差で250mほど上っただけですが、テントを張った涸沢がだいぶ下に見えます。
涸沢岳に北穂。 左下は涸沢小屋。
北穂の向こうは大キレットから南岳。
左の尾根にポコッと出ている中岳、大喰(おおばみ)岳、そして槍ヶ岳! あそこまで行きたーい!
左上は槍ヶ岳からの北鎌尾根。 奥には野口五郎岳(左)と三ツ岳が見えます。
ルートの先に『屏風の頭(かしら)』が見えますが、危険な臭いがするので見送ります。 後日ガイド本を読み返すと、『眺望はさして変わらず落石を起こす危険もあり勧めない』と書いてあったので判断は正解でした。 急斜面500m下には昨日登って来たルートがあるので、不用意に石を落としたりできません。
屏風の耳では喜寿を超えているというベテラン登山家にお会いしました。 ビデオカメラを三脚に固定し、BGMを流して自分がナレーションする姿を納めていました。 昔はバリバリだった、というお話を聞いた部長は「たぶん第一次RCCの時代の人です」と尊敬の眼差しになっていました。
その方が集合写真を撮ってくださったのですが、手渡された2台のコンデジを難なく操りこれまた絶妙なフレーミング。 登山だけではなくカメラも相当お好きな方のようです。
コルまで降りる急斜面では、すれ違ったおじさんに自慢のスケッチブックを見せられしばし足止め。
名高い山々を傍観できる屏風の耳はこだわりのある人が訪れる良いポイントだったようです。
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