今年も「富士山本」が本屋に並ぶ季節になりました。 そこで、昨年の様子を写真を見ながら振り返りたいと思います。 写真をクリックすると大きくなります。


山頂にて

時は7月13日(日)、山開きしてから2週目の週末です。 この時期は、梅雨で天気が良くない確立が高いのですが、学校が夏休みに入る前とあって山全体が空いています。 天気が悪ければ山ろくを散策する予定でした。
コースは、富士宮口5合目 ~ 山頂・お鉢巡り ~ 御殿場口経由で宝永山 ~ 富士宮口5合目 に設定しました。

山で辛い思い(高山病など)をしないためには

寝不足は避けたいところです。 平日の疲れを残さないよう前の晩にたっぷり寝て、メンバーとは12日(土)の夕方に御殿場で待合せ。 焼肉を食べた後、さっそく五合目へ。 車中で仮眠することによって約2400mの高度に体を慣らすことができます。 ココまでは車で一気に上がってしまうため、登り始める前には最低でも1時間は停滞した方が良いと言われています。


支度をして朝5時前、富士宮口五合目から東の空を望むと、高い雲が出ていますがマズマスの天気です。


ひんやりした空気で、歩き始める前は少し寒いです。 5時ジャストに富士宮口五合目を出発。 目指す山頂はすぐそこに見えます!


登り始めて20分ほどで太陽が顔を出し、

空の霞に富士山の影が映りました!


日が当たると急に暖かく感じるし、ボーっとしていた頭も覚めて元気が出てきます。




タイコに抜かされた!


最小限の歩幅、ゆっくりしたペースで着実に高度を稼いで行きます。 ペースを上げても休憩が多くなると時間のロスになります。


九合五尺には8時に到着! いいペース。



ラストスパートで、8時35分富士宮口の山頂に到達!


まだ朝9時前の余裕から、食事したりして4、50分ゴロゴロしました。

そして9時半頃からお鉢巡り開始。 1時間半ほどかけて火口を一周します。


後ろは吉田口山頂のお土産もの屋さん。 山頂の原宿?


東側の斜面。 雪渓にはスキーのシュプールが残っていました。


半分くらい回ったところ。


火口の断崖は何度見てもすごい迫力。


北西・裾野の方は雲も少なく良い眺望でした。 下界をすぐ下に見下ろす感覚は爽快です。


測候所のあるJapan最高峰を目指してもうひと踏ん張り!


10時半に測候所に到達。 ここの展望台もすばらしい眺望です。


測候所の前が最高地点・剣ヶ峯(3776m)です。


さすが、お似合いです。


日本の最高地点は風もなくポカポカと穏やかなひと時でした。


火口の全景。 深さは200m以上あるようです。


空気が温まり駿河湾からのシーブリーズにのって雲が上がってきたので下山を急ぎます。


帰りは宝永山に立寄るため、途中まで御殿場口を下りました。 1時間ほど下ればあっという間に七合目、まだお昼前です。 しばらく景色は見えませんでした。


宝永山へ向かう分岐点。 短パンの人たちは登山駅伝のルートを確認していました。




宝永山のピークが姿を現しました。 こいつが富士山の肩にあるボコッとした膨らみです!


砂礫の中にたくましく生きるオンタデ。


宝永山には12時半頃に到着。 なんと大荒れでした。 こういったモノはきちんと撤去しないとダメですよね。
でも実はコレ、御影石が暖かくて気持ちイイ!


宝永山の脇には不気味な赤い岩が露出しています。


御殿場口の楽しそうな大砂走りを横目に、宝永火口の中へ下っていきます。


火口のふちを見上げると結構な迫力。


これは宝永第二火口を見下ろしたところ。 この向こうに第三火口があります。


宝永火口を渡って見返すと... 中央の高いところが先ほどまでいた宝永山ですが、右下に人の顔が埋もれているように見えませんか?


森林限界のカラマツ。


13時40分頃に駐車場に。 やはり行動時間が長くなり疲れますね~
お疲れ様でした!