出かけるときはいつもそうだが、興奮気味に浅い眠りの夜を明かし、目覚ましより早く目が覚めてしまった。第一集合地点での集合時刻には少し早いが、自宅を出発した。
 今回のツーリングの目的は、今年の新入部員2号が初参加することと、西伊豆の海沿いではなく山の中を中心に走行すること、そして夜は伊豆高原の別荘で晋太朗夫妻が作るご馳走を頂くという、ありがたい企画となっている。心配された天気も持ちそうなので楽しみではあるが、まずは事故がなければそれだけで満足としたい。
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[滝の近くのトイレ:スペース ビートル トイレット と命名]

7:40~ 東名高速 海老名SA ~ 秦野中井IC ~ 西湘バイパスPA
 8時に集合予定だったがかなり早めに到着してしまった。しかし大庭は既に朝食のおにぎりを食べていた。まもなくツーリング遅刻大王も合流した。もうこの汚名は返上としよう。
 全員そろったので、早々に第二集合地点を目指しで出発する。

8:40~ 西湘バイパスPA ~ 椿ライン ~ 大観山
 9時半の集合時刻に対して50分も早く到着してしまったが、何と入内嶋も待っていた。どうしたの?今回のみんなは時間厳守過ぎ! 全員(4台)でルートを確認しとっとと出発する。

 参加車
 入内嶋君 ホーネット250(新入部員)
 大庭君  ロイヤルエンフィールドの350
 瀬上君  GSF1200
 ナイトモ XR250

 基本的な走行順序は、
 ・先頭:内藤:道を知っている
 ・2nd:入内嶋:初心者
 ・3rd:大庭:マシンが不安
 ・ケツ:瀬上:バイクが早い

 湯河原で給油し、椿ラインを上る。初めて見る入内嶋の走り。まだ慣れていないようだ。頑張らずに安全第一で完走しよう。車もバイクも非常に少ない中、中低速カーブを気持ちよく流す。ただ、曇りがちで景色はイマイチだったのが残念。
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[大観山にて]

10:00~ 大観山 ~ ターンパイク ~ 十国峠 ~ 伊豆スカイライン ~ 修善寺 ~ だるま山PA
 小休止の後、富士山が存在することすら気が付かない展望の中で大観山を出発。流れに従ってターンパイク ~十国峠~伊豆スカイライン~県道80~修善寺~だるま山PAへ。修善寺の駅前は渋滞していたが、ここまでは会社のツーリングで何度も来ているので、あっという間に到着してしまった気がする。カーブのバリエーションは低速/中速/高速と非常に豊かであったが、曇りがちで景色はイマイチだったのが残念。
 だるま山PAでは、ライダーがビラを配っていた。曰く「伊豆スカイラインの事故が多いので、二輪車通行止めにならないよう気をつけましょう」とのこと。ごもっとも。そして、活動ご苦労様です。
 ここでも富士山が存在することすら気が付かない展望であった。
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[だるま山PAにて 富士山はどこ?]

~13:30 だるま山PA ~ 名のない舗装林道 ~ R136 ~ 土肥金山
 初めて走る「名のない舗装林道」は、全体的に見通しが悪く、路面はウェットで落ち葉が多くてややスリッピー、初心者の入内嶋にはきつかったようだ。
 それでも何とか国道までたどり着き、山の上から一気に海沿いまで駆け下りる。給油後、土肥金山での昼食を目指していると、美味しそうなお店が何店か目に留まる。土肥金山での金目鯛の煮付け定食は、4度目で飽き気味なので、次回はソコにしようなどと考える。

~15:00 土肥 ~ 戸田 ~ 戸田峠 ~ 西伊豆スカイライン ~ 仁科峠
 昼食バイキングでのご飯の御代わりに後悔しながら、お腹満タンで西伊豆の海岸を戸田まで走る。西伊豆の崖の上から見下ろす海は薄曇でもきれいだ。そしてここでも富士山は見えなかった。
 戸田から戸田峠までは中低速で急勾配のワインディングが気持ちよい。パワーとバンク角のないロイヤルXXを操る大庭は大変そうだったけど。
 次は本日のメインである西伊豆スカイライン。走りやすい中速カーブが連続し、時々雲の切れ間から駿河湾(右)や相模湾(左)が見渡せた。
 途中で休憩したときにホーネットに試乗させてもらったが、1万何千回転も回るエンジンは、ここしばらくシングルしか乗ってない私にはエンジンのピックアップが良すぎて乗りにくかった。また、フロントタイヤが減っているからか、はたまたブレーキローターが歪んでいるのか、ブレーキング時にフロントから嫌な振動が感じられた。
 写真は仁科峠の少し先で撮影したのだが、到着時は海まで見渡せたのに撮影準備中に一気にガスって何も見えなくなってしまった。今回のツーリングでは良い景色の写真には見放されている。
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[バックには、海が広がっているんです]

~16:30 仁科峠 ~ 県道59 ~ 萬城の滝
 何度か迷いながら舗装林道らしき県道59で東へ。ブラインドの低速カーブの連続。大きなアクシデントもなく(小さなアクシデントとして立ちゴケはあった模様)、伊豆スカイライン冷川ICを目指していたが、「滝」の看板が目に入ったので、休憩がてら立ち寄ることにした。
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[萬城の滝にて]
 
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[入内嶋は very tired か front tire が気になるのか?]

~17:30 ほぼ冷川IC ~ 伊豆スカイライン ~ 伊豆高原 ~ 別荘
 入内嶋に活を入れ、高速カーブの伊豆スカイラインを気持ちよく流し、別荘近くのコンビニで夜の給油の準備をし、まもなく到着。新婚の晋太朗夫妻が出迎えてくれた。
 本日の走行距離は自宅から約300km、入内嶋と合流後は約200km、距離は長くないものの、ブラインドのカーブが多めだったので、若干ではあるが気疲れした。入内嶋君、無事到着おめでとう。そして今年の新人で別荘一番乗りおめでとう。

~24:00 W3、温泉、ご馳走、新潟の水(八海山)
 元の計画では、晋太朗君はW3の車検を取って今回のツーリングに参加予定だったが、諸事情によりW3ではなくXRで参加予定に変更し、それもフロントのシール抜けで修理が間に合わなくなってしまった。だから今回は別荘の手入れという名目で、私たちのために色々準備をして待っていてくれた。
 そのW3に火を入れて皆でサウンドを楽しんだ後、温泉で「うぃ~~」とやったら、ごちそうが待っていた。過去何度かのツーリングでは「晋太朗の一品」なる美味しい手料理と鍋料理だったのが、今回はM子さんが至れり尽くせりで用意してくれた。洒落たお皿に盛り付けられた前菜から始まり、メインの一口サイズの肉巻きカツ、しめのサーディン丼まで、どれも新潟の水のお供にふさわしい、美味しいものばかり。ごちそうさまでした。
 入内嶋君は疲れ切った様子で早めに就寝、他も心地良い疲労感で自然解散となった。
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[ごちそう]

翌日
 朝から美味しい手料理を頂いた後、本日のルートを決めて出発。晋太朗夫妻、「お世話になりました」。
 大庭は伊豆長岡の知人に会うということで別れ、残った3台で伊豆スカイライン、箱根新道をマッタリ走行することに。途中、空を飛んでいる人が気持ちよさそうでした。そして小田原で解散し若干遅めの春のツーリングは無事終了した。
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[空飛ぶ人たち]

 今回は全員がマイナートラブルに見舞われた。次回こそは整備万端で望みたい。(←「あんたが言うな」と元遅刻大王に言われそうだが・・・)

今回のマイナートラブル
 ホーネット250:フロントタイヤ磨耗、またはディスク歪み?
 ロイヤルエンフィールドの350:サイレンサーのバッフル脱落
 GSF1200:立ちゴケ
 XR250:ブレーキランプ切れ
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[別荘にて]