先日、新艇サバニを見てきました。

なんといっても船体のラインが芸術で、とても美しい。

エンジン付サバニのリストアではなく、一から当時のサバニを作成して頂いているだけあって、カーラ(船底)が深く安定しているため、玉城さん(サバニを作成して頂いた職人のタマキさん)が言うにエンジン付きに比べればアウトリガーを付けなくてもいける!との事。確かに、アウトリガーを付けるとそれだけ抵抗も増すので、出来れば付けないでレースに臨みたいところです。次回の練習でアウトリガーが必要かどうか試してみたいと思います。また、舵もついているし、帆柱とエークも完成していて、残すはフー(帆)とフーザン(帆桟)を残すのみ。こちらも、玉城さんにお願いすることになっています。



サバニの魅力はなんといってもスピード、通常のカヌーよりも舟長、舟幅の比率が高いので転覆しやすい反面、抵抗が少ないためスピードが出ます。完成したサバニに早く乗ってそのスピードを体感してみたいですっ。

ちなみに私、ヨット経験はないですが、学生時代に漕艇部でCOX経験があるため、今回のサバニに携わり昔を思い出しました。シェルフォア、ナックルフォアといった艇で、茨城県選手権や相模湖レガッタ、関東大会に出場したのが懐かしく思い出されます。COXとは、漕ぎ手ではなく、舵取りやピッチ(1分間あたりに漕ぐ回数)を計り、他艇をうかがいながら作戦指示を出す役割です。ただ、レースは1,000mで約3分30秒くらいで決着つくので、短距離走のようにスタートからフィニッシュまで気合いで駆け抜ける感じですが、サバニは持久力勝負なので、マラソンの如くペース配分を守る事が完走へのポイントと思うので、COX経験を生かし平均ピッチを配分し、出来るだけ長いストロークで漕ぐ事を意識したいと思っています。

反対にヨット経験がないため、セールトリムがわかりません。でもサバニメンバーにはヨット部の方々がいるので、セールの取り扱い方や、風の読み方を勉強しようと思います。また、杉村くんがディンギー経験者なので、6月のレースまでに、ディンギーによる練習を企画しようと考えています。

なんにせよ、なかなか経験出来る事ではないので楽しみたいと思います♪