2007年10月21日(日)、エスプリ(X35)は葉山マリーナヨットクラブの山口杯で2レースともポートスタートを切りました! さすが関西帰りは違う。 エスカレーターも歩く人と歩かない人の立ち位置が逆ですからね。 えっ、成績ですか? 1-11の4位です、ふれふれの軽風に翻弄されました。

詳しい成績表はこちらからどうぞ。
[葉山マリーナヨットクラブ]


西宮遠征からホームに戻って5週間ぶりの葉山マリーナです。 秋晴れで気持ちのよい朝でした。 遠征では軽風域でのリグセッティングに課題を残しており、今後も継続して煮詰めて行く必要がありそうです。


西宮に引続き今回も風がなさそう。 この頃はまだ北がそよそよ吹いていますが、昼過ぎには南に変わるまでもなくさらに落ちてしまいそうな予報でした。


身軽なテイクオフをイメージ中
『減量してからまだ波乗り行ってないんだよな...』

1レース目のスタートはほとんどの艇がふらふらとタイミングを計っている中、アビームから船足をつけてポートスタート。 「おぉ!」 うちのクルー面々はこういうことに喜びます。

1レグはレース委員長の顔色を伺えるくらいのなかなか良いところを走っています。


このレースは私がバウ担当だったため、その後の写真がありません。
1上ではジェネカーを上げジブを降ろす前に即ジャイブ。 風が弱かったので狭いパルピットでジェネカーをさばくのに一苦労。 その後、ガイとスピンポールをセットしたのですが、ジャイブでパロットビークに古いガイを残したまま新しいガイをセットしてしまったり冴えませんでした。
2上はジェネカーをジャイブセットで用意していたのですが、先ほどよりプレッシャーが上がっていたため急遽スピネーカーで行くことに。 「はい、喜んでっ!」 ワンシートでいいのにご丁寧にダブルでセットし直したのが失敗の元だったかも。 マーク回航でジャイブしてヒデが即スピンホイスト。 私はジブをくぐってスピンポールをセットしようとするとジェネカーのタックロープが見事にスピンポールに絡まっていました。 これで、リーチングで走りたいのにポールセットが遅れるし、上げたスピネーカーも提灯になっていてそっちも大騒ぎ。
そのままノージャイブでファーストホームするも、フォアデッキクルーは素直に喜べない...


風が弱い中を漂っていても水がキレイなので気分が良いです。

続いて、東に振れた風に従って西-東の珍しい方向で2レース目開始。 フォアデッキをタツさん、ナガスさんと交代しました。 そして、ここでもエスプリはポートスタート、はなから南に出す作戦が功を奏しました。 黒いブローを拾いにタックすると、とてもいい景色♪


ただ、相変わらずの軽風のため何人かはダウンビロウに入ったままです。(down belowは下部船倉(lower hold)といった意味合いか)


お座敷セイラー

トリマーのヨモ氏もこんな感じ



ロールタックの図。 頭隠して...

1上はこんな厳しいポジション



左:STELLA、右:ケットフィークを懸命に追いかける。


『よーし、まったれよー!』



まさに虎視眈々


風は弱いながらも南に回っていて、コースはまったく上下ではない。
高さよりスピード維持で一時はこんな位置関係に。



3レグで少し風が上がってくる。

「ハイ、みんな出て! 遅い遅い!」

「ヨッシャー、久しぶりの外だ」

4レグ。

イマイチ風をつかみきれずスターボードJrとケットフィークに引き離されてしまう。

最終レグは皆でゆるーくハイクアウト。



しかし風がふれふれで、30mほど上側にいるシンデレラExp.と走れる角度がまったく違う辛い展開。
ブローが斑に展開する海面でオーバーラップジブの大きなスロットが有利なのでしょうか、スターボードJrには相当に引き離されました。


最後は全艇がほぼ同じラインを行ったり来たりするめちゃくちゃな感じ。

と、今回はすこーしフラストレーションの溜まる2レースでした。 成績発表では思わずコメントなし、反省会も無く散会となりました。 そろそろいい風でスカッと走りたいものですね!