水上の夏空

2011/07/09(土)

今回は新人福本ツーリング部入部おめでとう(ありがとう)企画ということで
群馬の水上から日光へと日帰りツーリングを敢行しました。

参加メンバーは以下の3名(敬称略)。
・内藤 HONDA XR250
・大庭 RoyalEnfield Bullet350
・福本 HONDA CB223S
今回は全員ライトウエイト(?)な4スト単気筒マシンでの参加です。

<6:00 関越自動車道三芳PA集合>

福本と愛車CB223S
【福本と愛車CB223S】

この時点での天候は晴れ。
前日までの怪しい天気予報とは裏腹にすっきりと晴れた空を見て俄然
やる気が沸いてくる部員3人。

この後起こるハプニングもこの時は知る由もなし・・・。

ここから水上ICまで kmの道のりをひた走ります。
集合時間が早かったため、休憩を挟んでもAM8:00過ぎには水上ICに
到着してしまいました。

シンクロナイズド給油
【ワインディングに向けて給油もバッチリ】

このあたりは7月とは思えないほど涼しく空気が澄んで、強い日差し
さえ心地よく感じるほど。ここからは水上片品線をならまた湖方面に
向かってぐんぐん進んで行きます!

新人の福本も「ワインディングは走り慣れてない」と言いつつも抜群の
安定感で後ろから見ていても全く不安がありません。さすがです。

<9:00頃 奈良俣ダム>

奈良俣ダム

バイク乗りは往々にして巨大なモノが好きな生き物だ、というのは
偏見でしょうか。途中、ダムを発見した我々はその威圧感に抗う術も
なく、まるで夜中の自販機の周囲に集まる虫のごとく吸い込まれて
いくのでした。

ダム発見!
【ダム発見!】

奈良俣ダム
【奈良俣ダム】

しばし休憩
【しばし休憩】

そしていよいよ、重大な事件が発生します。
ご覧ください!

パンク!
【パンクしてつぶれたタイヤ】

はい、これが噂に聞くアレです。パンクです。
どうやらダムの出口付近で金属片を踏み抜いたらしく、僕の麗しの
エイボンスピードマスターちゃん(バイク屋いわく"クソタイヤ")を貫通し
チューブにグッサリ刺さった模様。

ということで、携帯電話も通じない山道で2時間弱、JAFのトラックの
到着を待つことと相成りました。

思わぬ足止め
【思わぬ足止め】

トラック到着までしばらく時間があるので、内藤と福本は周辺を走りに。
いってらっしゃい!そしてさらに上達して帰って来いよ福本!

いってらっしゃい
【いってらっしゃい】

途方に暮れる
【途方に暮れる】

僕はといえば一人道路脇に流れていた川へ降りて涼んでいました。
悔しさは拭えませんが、それでも透き通った冷たい水の中へ素足を
浸しながらのんびり涼む時間も、これはこれでなかなか悪くありません。

夏の木漏れ日と川の流れ
【夏の木漏れ日と川の流れ】

この後、到着したJAFのトラックへバイクを積込み、助手席に乗りこんで
「ドナドナド~ナ~ド~ナ~」と口ずさみ運転手のお兄さんから苦笑いされ
ながらも無事バイク屋へと到着。

修理中
【修理中】

バイク屋のご主人も昔RoyalEnfieldに乗っていたことがあるらしく、エイボン
はクソタイヤだのブレーキは飾りだのと愛のある罵詈雑言を交わしながら
サクサクと作業を進めていただき無事復活!ありがとうございました。

<13:00 沼田にて昼食>

かつ重いただきます!

さて、この時点で既に時計は13:00をまわり、予定を大幅に修正することに。
とりあえず近くの定食屋にておなかを満たし、いざ日光へ。

途中小雨に降られながら雨雲とのランデブー走行となりましたが、それでも
日光へと続く は気持ちの良いワインディングで、気分もすっかり持ち直し。
ウエットな路面に多少ビビりながらの走行となりましたが、それでも福本には
余裕があるように見えます。こりゃ僕の立場が危うい。いやもう既に。

黒い雲が出てきた!?
【黒い雲が出てきた!?】

いろは坂を下り日光街道に入る頃にはタイミング悪くスコールのような土砂
降りに遭遇してしまいましたが、それでも雨雲を抜けた4号線の向こうに広がる
夏らしい夕空は遠い小学生時代の夏休みを思い起こさせ、しばしの間ノスタル
ジックな気分に浸らせるのでした。

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今回はパンク事件で多くの時間を費やしてしまい満足いくまで走りこむことは
できませんでしたが、いつかリベンジ企画を敢行する予定です。
福本も初回のバタバタに懲りず参加して欲しいですね!

最後に、帰宅後のテレビのニュースで、この日梅雨が明けたことを知りました。
今年の夏も皆様元気でお過ごしください。