新入部員が入り、例年になく活動が多いツーリングクラブ。
その貴重な新入部員(初心者)には参加を遠慮してもらって企画した今回の走り応えが十分過ぎる企画。
往路は草津・白根・志賀高原を通って日本海まで。復路は奥只見・尾瀬・塩原を通る若干強行スケジュール。
どうなることでしょうか?
okutadami


10月1日(金)
明日から1泊でツーリング予定です。ここしばらく、通勤の往復はツーリングマップル2010がお供でした。お勧め道路などが掲載されていて、ツーリングの計画には欠かせません。
ところで天気予報では日曜日が雨の予報。大丈夫でしょうか? 心配で仕事が手につかないので(ウソですよ)定退して明日の準備に取り掛かります。
いつものように遠足前で興奮気味で寝つきが悪いのですが、無理矢理就寝します。

10月2日(土)
~07:40 集合、朝食
7時の集合に向けて松戸を出発。皆も家を出たでしょうか? 外環、関越で6:40に三芳PAに到着。給油して皆を待ちます。そして定刻どおりに瀬上君が到着。久々に参加の憲二郎君は少し遅れて到着。暗黙のビール御馳を約束して7時40分に出発。沼田を目指します。
今回は3台です。
 瀬上君  SUZUKIの1200(バイクを乗り換えたらしいのですが気がつきませんでした)
 憲二郎君 CRM250
 ないとも XR250

~09:20 沼田IC、給油
途中、若干の渋滞はありましたが、制限速度で淡々と走り、沼田に到着。皆で給油。

~10:50 R120、R145、R353、県55、六合
今回の最初のワインディングの県道55号に行くまでに少し迷いましたが、初めて走るこの道は中低速カーブが連続する1.5~2車線の比較的走りやすい道路。路面も特に荒れているわけではありません。また走り始めて直ぐに硫黄の香りがするなど温泉情緒を感じさせてくれ、「旅行」気分が盛り上がります。白砂川の景色が美しいので休憩。
sirasunagawa

~11:20 R292、草津国際スキー場
今回最初の美しい景色を楽しんだ後、志賀草津道路のワインディングを走っていると、少し紅葉が始まった景色に多くの観光客が立ち止まっていました。スキー場の駐車場に駐車して我々もパチリ。今年初めての秋の景色を楽しみました。
kusatsu

~12:00 白根山、日本国道最高地点
本日の最初の目標地点の日本国道最高地点を目指します。が、その前の白根山が雄大でかっこいいです。辺りには硫黄や分けの分からない有毒ガスが噴き出ていて、駐停車禁止です。止まって写真に収めたかったのですが目に焼き付けて素通りします。
万座スキー場のリフトを通り過ぎ、いよいよ最高地点に到着しました。憲二郎君はこの国道最高地点までテレマークスキーで来たことがあるそうです。
saikouchiten

周りではパラボナアンテナがたくさんあります。宇宙人と交信しているのです。もちろんウソです。
koushinchuu

~13:20 志賀高原、湯田中温泉、昼食
最高地点を越えたので基本的にここから先は下り坂です。見覚えのあるスキー場やホテルを見ながら進んでいきます。すると前方に懐かしいバイクが走っていました。VT250F。20年前に私も乗っていました。それが気持ちよい速度で中高速カーブのワインディングを下っています。湯田中までランデブーを楽しみました。

~15:10 R292、県95(上越飯山線)
計画ではこのまま市街地を通過して日本海まで行く予定でしたが、まだ時刻が早いのでもう1本ワインディングを通過することにしました。地図では楽しそうな道として紹介されています。ツーリングという名の下で初めて瀬上君を先頭にしてみました。もちろん迷いましたが、今後はこのような機会を増やしてみようとも思います(私のバイクにはタンクバックが付かないので地図が見れないのです)。
肝心の道路ですが、路面状況の良い1~1.5車線の道路ですが、走り易く気持ちよい道路でした。この道を選んだ私たちは偉い。
kendou95

~17:00 R405、R18、直江津
ここからは国道を淡々と走って16時に直江津駅到着。事前に目を付けて置いた温泉宿に予約なしで飛び込み。荷物を下ろした後は再びバイクで日本海の見物。でも直江津港には何もありませんでした。
naoetsu

~22:00 夜の部
カレーの香辛料が香る薬湯に入って大事な所がシビレまくった後、宿の方お勧めの居酒屋に繰り出して日本海の海の幸と新潟の地酒を堪能。ここまでは最高でした。
ただ、居酒屋へ行くときはタクシーだったのに宿へ帰るときは徒歩という交通手段を選択したので、酔うし迷うしで歩きまくって疲れ果てました。
初日の走行距離は440Km。
gunchan

10月3日(日)
~07:40 出発
翌朝、オヤジたちの朝は早い。心配された天気も持ちこたえてくれました。朝食、朝湯、マッタリ後、7時半には部屋をでました。ガスもほぼ満タンなので、奥只見の入り口を目指して出発。

~09:20 直江津、R253、R117、R252、R17、小出
直江津から小出まで、比較的グネグネした国道を繋いでみました。新潟県内の国道は流れがスムースでありがたいです。基本的には中高速カーブの連続する道路を景色を楽しみながら走行しました。尾根を越えて流れ降りて来る雲の雄大な動き、稲刈り後ののどかな風景・・・。
ミニ・アクシデント。憲二郎君のブーツがボロボロになってしまいました。かなりの年季物なので、プラスチックが劣化したり、接着剤が剥がれたり。応急処置でガムテープぐるぐる巻き。
kenjirou

~11:30 R352、奥只見湖、食堂
小出からは、ひたすらR352を福島方面に向けて突き進みます。
奥只見シルバーラインは2輪車通行止めですが、去年車で通過した時は薄暗いジメジメした長~いトンネルを突き進むので、道路自体は面白くありませんでした。その代わり雄大な奥只見ダムへ行くことが出来ます。
今回走行したR352ではダムへはいけませんが道路は面白そうです。グネグネとどんどん道幅を狭めて標高を上げて行きます。奥只見湖までの道路上での景色は雄大で、山の急斜面を見上げたり見下ろしたり、飽きることがありません。ただし1車線ほどの狭く、低速ブラインドカーブが連続するので、景色に見とれている暇はありません。グネグネ。特に時々すれ違う対向車の存在が緊張感の緩みを許してくれません。グネグネ。
okutadami1

ひたすら走り続けて11時前にやっと銀山平付近、湖水のすぐ近くまで到着しました。グネグネともう少し進むと見晴らしの良い場所があるので、ナイスビューポイントまで進みます。グネグネ。
okutadami2

写真を撮ったら先へ進みます。このR352は車線の狭いブラインドの低速カーブが永遠に続きます。飽食気味です。グネグネ。
県境を越えて福島県に入るころ、永遠と思われた低速カーブもやっと終わりを告げて、久しぶりに「店」というものを見ました。やっと昼食です。
siesta

~14:00 尾瀬、R352、R121(日光街道)、R400(会津東街道)、塩原
昼食後はR352で那須塩原ICを目指します。尾瀬を過ぎる頃から2車線道路になり、ブラインドでもなくなったので、緊張感なく進みます。会津東街道と西街道の分岐では、走り応えのある西街道ではなく、ICの近い東街道を選択します。周囲の車もいつのまにか多くなり、流れに乗って塩原まで流します。かなり前から私だけリザーブタンクになっていたので心細かったのですが、塩原でやっとスタンドを発見しホッとしました。
ソコからICまでは本来は川沿いの美しい道路ですが、疲労と渋滞と「走り慣れた場所」であることから感動はありませんでした。もう、帰宅は間近です。嘘です。この先3時間以上かかります。

~17:30 西那須野塩原IC、東北自動車道、解散、帰宅
IC直前の道の駅で長めの休憩をした後、いよいよ帰路に着きます。佐野SAで休憩後は解散としました。大きな渋滞もなく外環へ乗り継ぎ、無事帰宅しました。翌日、会社で全員の無事を確認しました。

総括
2日間の走行距離は約800Km。
今回も、高速道路の走行距離を極力減らし、ツーリングマップルのお勧めルートを繋ぎ合わせて楽しいルートを走行することが出来ました。
全体を通して、走行中には安全マージンを大きくとっているので、怖い思いは全くありませんでした。
1泊ツーリングで雨具を持参しないというメンバーもいましたが、景色もワインディングも食事もお酒も天気も混雑具合も何もかも最高のツーリングでした。
また1年後にロングツーリングに出かけましょう。その前に11月にショートですね。
winter