12月23日(水) 晴れ 水温17度 小潮

葉山マリーナも上空も冬の空に変わり、雪化粧の富士山が江ノ島越しに綺麗に見える日となりました。
午前中はわりと風は穏やかで暖かく感じましたが、多少うねりのある海でした。
狙いは水深100m以上でオニカサゴ、60m付近でアマダイ、30m付近でカワハギの予定です。
どれもこの時期とても美味しい魚達なので是非、夕食の食卓に並べたいものです。

富士山


先ずは海の穏やかなうちに沖に出ようということで、亀城根へと鬼退治に向かいます。
いつものオニカサゴポイントで餌である鯖の切り身をを垂らします。
前半は強い当りがあったもののハリスが切られたり、餌の半分だけ持っていかれたりと中々船中まで上げられませんでした。

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暫くして、ポイント移動しようとした直前で強い引きがあり、50m位巻き上げたところで再度暴れだしました。
またしてもシャークマンの名を浸透させてしまうかとドキドキでしたが、たもに収まったのは立派なオニカサゴでした。

オニカサゴ

残念ながらこの後は続かず、1時間強でカサゴのポイントを後にしアマダイ狙いに変更。
今度の餌はエビです。まさにエビで鯛を釣ります!(実際は甘鯛はスズキの仲間なのですが・・・)
この時は波もわりと穏やかになり、のんびりとした一時を過ごしていましたが釣果の方はいまひとつで本命には出会えませんでした。
とぼけた愛嬌のある顔の甘鯛には今年の頭から出会っていないので久々にお目にかかりたかったです。



それでも外道はポツポツと釣れ、トラギスや小さいヒラメ、ヒメジ、フグなどが掛かりました。

ヒラメ

最後はカワハギに挑戦しましたが、この頃になるとだいぶ風が上がってきておりボートの揺れでカワハギの繊細な当りがなかなか分かりません。。。
徐々に波も大きくなりボートのバウに波がかぶるようになってきたので残念ながらカワハギは諦め、帰港することにしました。

帰るために落としていたアンカーのロープを上げていたのですが、何かに引っかかっており中々あげられない!(焦)
ボートの向きを変えたり、少し走ってみたりしながら少しずつ上げているとアンカーの先に海底に捨てられていたロープが絡まっていることが判明しなんとか外すことができましたが、この四苦八苦している最中にも波が前後から入ってきており船中びしょぬれ状態になってしまいました。

マリーナに帰港するとブルーアンカーのメンバーの人達が冷蔵庫などの大掃除をしていました。
この日、最大の釣果となったオニカサゴを誇らしげに自慢してから一緒に計量してみると1.2㎏ありました。

トラギス&ヒラメ

そして、家に帰りLet's Cooking!
オニカサゴを3枚に下ろし、半身を薄造りの刺身にして片側の半身をしゃぶしゃぶにしました。
いかつい形相ですが、身は弾力ある食感で味はほんのり甘味がある上品な味です。

そしてカブトとアラはオニ鍋にし、胃袋の部分をバターと塩コショウで炒めて食べました。
こちらはコリコリした食感で中々の珍味です。
どれも美味しく、かなり贅沢料理です。そしてヒレと尻尾はヒレ酒用に切り落としたのでトゲとウロコ以外は正に全身余すところ無しです。

子ヒラメ、トラギスは一夜干しにして食べたようで、とても美味しかったとのことでした。