もし日本人にとっての「山」のイメージを全国民で集計して
ランキングをつけたら、間違いなく上位・・多分1位にランク
される山。富士山はきっとそんな山です。
自宅のベランダや通勤中にビルの合間に見え隠れする山頂。
又は子供のころに行った銭湯で近所の爺様の鼻歌を聞きな
がら湯気の向こうに見えた壁画。
皆どこかで馴染みがある日本一の高峰に出かけてきました。

日付:2007/7/7

参加者:阿川さん、晋太朗さん、宮澤さん、中村(豪)さん、
山野さん、中村(俊)さん、青木さん、杉村さん、武田

一度は自分の足で登ってみたい!
日本で一番高い所からの眺めはどんなだろう?
富士山は多くの人々をひきつけて止まないようで、今回の山行
は9名もの参加者があつまりました。

あいにく天気に恵まれずに山頂アタックは見送りとなりましたが
「御中道めぐり」と呼ばれるコースを散策しました。
霊峰の中腹を横に移動して、大沢崩れを見学です。

今回は特に霧・ガスが山にかかっていて樹林帯の中での視界
は10メートル。風で時折霧が薄くなったり、逆に濃くなったり
平地ではチョット体験できない風景の中、のんびりとしたハイキ
ングです。
参加者の中には「山は初めて」の人も居ましたが、サバニレー
スでもお馴染みのメンバーで体力的な不安は皆無のようで、
元気なことっていったらありません。
大沢崩れまでの往路は最後尾からついて行った私ですが、
参加者の「ちょっとその辺を散歩してくるよ」的な余裕すら感じ
させる健脚ぶりにはビックリでした。


ところどころに山崩れのアトが見られ、その迫力には改めて圧倒されます。
(写真では伝えられないあたりが残念ですが・・)


「大沢崩れ」に到着。霧が晴れるのを待って佇むこと十五分。


「また次の機会の楽しみにしよう!!」そう言い聞かせて大沢崩れをあとにしました。
(全く霧がはれてくれませんでした。)


大沢崩れ見学のあと、晋太朗さんが近くの穴(風穴)に案内してくれました。
中からヒンヤリとした空気が流れ出てきており、穴の廻りは特別な空間に感じます。


中は真っ暗。一般公開している鍾乳洞なんかとはワケがちがうピリッとした緊張感に包まれました。(足の下は氷です。)
穴の奥では持ち込んだライトを消して黙想。。。
少人数だったらカナリ怖いでしょうね。


本格的な登山はできませんでしたが、霧の中のハイキングや、
暗闇の中の穴散策など貴重な体験ができた休日でした。
帰り際に皆で食べたウナギがまた旨かったことっていったら。。

展望・眺望はあまり望めませんでしたが、しっとりとした樹林帯の空気が心地よくリラックスした時間が過ごせた休日でした。