10/24-25にかけて、新潟から福島にかけて出かけてきました。

目的
 ・冬の到来前にツーリングマップル関東版の北限のワインディングを楽しむ
 ・特に小出から猪苗代湖までは、未踏のルートなので期待が大きい
 ・酒蔵があれば見学する

参加車
 瀬上君  GSF1200
 ナイトモ XR250(整備済)



10/24(土)
~07:00 関越道三芳PA集合
 前日までの天気予報では晴天のハズだったが、当日早朝の予報では終始曇りとなってしまった。10月下旬の北国へのツーリングなので、完全冬装備で自宅の松戸を出発。外環、関越と乗り継いだが、交通量が多なので心配。この先、大丈夫だろうか?
 昨日のうちにブリーフィングは済ませたので、三芳で合流してからは小出までの予定をざっと確認して出発。
 今回の旅は、走りたい道路だけ決めて、宿泊先は目星は付けたけど予約はしてない。どんな旅になることやら。

~09:40 小出IC
 心配したとおり渋滞にハマッてしまったが、注意深くソロソロとすり抜けながら上里SAへ。うーん長い。当初の計画より遅れ気味なので、給油後すぐに出発。この先、車の流れはマアマアだったけど、とにかく長い、お尻が痛い。なんとか音楽を口ずさみながら進み、やっと関越トンネルを越えたら・・・そこは見事な紅葉でした。急にテンションが上がった。湯沢PAで一息入れて、やっとの思いで小出ICへ到着。ETCが無いので高額な通行料金を支払った。まあ今までなら普通の金額なんですけど。

~10:40 国252、田子倉湖
 ICを出たら直ぐに給油して国道252で会津若松を目指す。このルートは地図で見る限り、相当なワインディングで、走ってみても期待を裏切らなかった。曇り空のおかげか道路は空いているて、またコースは低速カーブから高速カーブまでバリエーション豊かだ。雪国らしくスノーシェード(簡単に言えば雪よけの屋根)が多いのも特徴的だった。
 入広瀬という道の駅でトイレ休憩。周りでは元気なお年寄りたちが、きのこ汁、もち豚の串焼き、岩魚の塩焼きなどをおいしそうに食べている。ここは我慢して後で食べようと心に決めて出発した。
 少し走ると車がたくさん停車している。お目当ての田子倉湖を見下ろすナイスビューポイント。青空でないのが残念だが、それでもとてもきれいだった。


~12:00 会津坂下の少し手前の道の駅
 田子倉湖を後にし、ひたすら国道252を気持ちよく流す。このあたりは本当に景色がきれいで感動の連続だった。この国道は、ずっと川沿いで、只見線の沿線で、道路の両脇が深い森林で・・・都会で疲れた目と心が癒される。鉄道マニアがあちこちで構えていたが、後で聞いた話では「珍しいディーゼル機関車が通る」との事だった。なるほど、見たい気もするが遅れているので先を急ぐ。
 とは言っても、空腹を満たすため休憩。しかし、立ち寄った道の駅で残念なお知らせを受けた。「きのこ汁、売り切れ!」。格安でもらった具なしきのこ汁とカレーパンで空腹を満たす。カレーパンは絶品だったのでヨシとしよう!
 ここでは、周りのバイク乗りとも会話をしたが、みな一様に絶景に感動していた。


~13:50 猪苗代湖
 本来ならば会津若松の酒蔵見学をする予定だったが、遅れ気味なので予定を変更して猪苗代湖へ。道に迷い、時間をロスしながらやっと到着。20年前に来たこともあるが、今回は素通り。給油して出発した。

~14:30 土湯
 磐梯スカイラインを横目に、国道115を北上。途中で農作物の直売所に人だかりができていたが、夕方に宿で見たニュースに、この様子が流れていた。この道は、いかにもワインディング。いつもならば気分はノリノリだが、気分は既に夕方で走りに対して飽食気味。

~16:30 国道459、二本松、国114、原ノ町駅
 国道459で東北道の二本松IC近辺を通過し、国道114でひたすら東を目指す。この道路は中高速のカーブが連続する。景色が良いのでいつの間にか気分も盛り返し、快適に流す。点在する集落を結ぶような雰囲気が、落ち着いた雰囲気をかもしだしている。
 最後は県道49で横川ダムを通過し、県道62で当初の目標である原ノ町駅に到着。仕込んでおいた宿の情報から格安のビジネスホテルに飛び込んで本日の走行は無事終了した。走行距離は約540Km。いやぁ、良く走りました。

~20:00 お楽しみタイム、就寝
 ザッとシャワーを浴び、宿で聞き込みをした居酒屋へ出動した。高級な店構えに少しためらいつつも突入する。店内もきれいだが、メニューを見て安心。会社近辺で飲むのと同等の金額で、おなかいっぱい飲食でき、なおかつ味は抜群。特にお刺身は最高だった。 酒の肴は料理だけでなく、この日のルート、景色、走り方、整備、などなど。バイクを整備したつもりでも若干の整備不良があるそうで、ブレーキランプが点かないとか、バックミラーのボルトの締め付けがゆるくて走行風で動いてしまうとか。次回こそ完璧メンテで挑みます。

 新潟から福島の太平洋近くまで横断したが、本当に自然が豊かで、一日中美しい景色の中にいた。だからこのお酒がとてもおいしい。しかし二人とも、一日の疲れがどっと出てしまい、この日の宴は早めのお開きとなった。

10/25(日)
~08:00 出発
 年寄りくさく早く目が覚めてしまう。準備運動を兼ねて近所の散歩。このあたりは「相馬野馬追」という祭りが有名らしく、駅前でも雰囲気が少し出ている。


~09:00 原ノ町駅、林道、振り出しに戻る
 原ノ町駅から真っ直ぐ伸びる県道62で国道399を目指す。良い感じで道が細くなるもののワクワクしながら進んでいると、ジャーン、林道になってしまった。OFF車の私が様子見でしばらく進んだが、一向に舗装路にならない。すれ違った車から「林道が8Km続く」情報を得て相棒に伝えると「無理です」とのこと。仕方ないので引き返す。このあたりは他に道が無いので、ほぼ振り出しに戻ってしまった。


~11:00 国道399、いわき
 今回のツーリングでは、以前に一度だけ走ったことがある国道399を走るのも目的のひとつ。前日に走った道路を引き返し国道399に到着した。この先は、山の中で整備された見事な道路状況だったり、これでも本当に国道かと思える寂しい道路状況だったりと、昨日以上に変化に富んだ国道だ。

 またこの日も景色は美しく、一切渋滞のない紅葉の中を快適に流すことができた。日本の原風景のような眺めが続くので、心が落ち着く。


~13:00 国道6、国道245、日立
 いわきからは常磐道で家路に着く予定だったが、時間が早いので海沿いをゆっくりと流し、旨い物でも食べながら帰ることとする。しかし、街中の国道は空いているので距離は稼げるが面白くない。しかも安くて旨そうな店が見つからない。なんとか日立までたどり着き、道の駅でちらし寿司をいただく。コストパフォーマンスはボチボチ。

~15:00 国道6、土浦
 ひたすら走る。面白みは無い。やっと土浦。社員の家の近くのコンビニで最後の休憩。

~16:00 国道6、松戸
 ひたすら走る。面白みは無い。走り慣れた道。「遠足は、無事に家に着くまでが遠足です」という校長先生の言葉を思い出しながら走る。やっと松戸。相棒と合図して別れる。横浜まで気をつけて帰ってね。そして無事に我が家へ到着した。この日の走行は320Km。おつかれさま。

総括
ツーリングマップルとgoogleマップで立案した今回の欲張りな企画は、以下のように終了した。
・走り応え、最高! 走行距離860Km。 しばらくバイクは乗らなくてもいい!
・景色、最高! 日本は緑が豊かな美しい国。
・天気、まあまあ。青空はなかったが、関東地方では雨が降っていたことを思えば、大満足!
・費用、まあまあ。有料道路は往路の高速のみ。居酒屋代が一番高い。

ではまた走る日まで・・・。